現代社会で肩こりを抱えている人は多いようです。パソコンを一日中操作していたりすることが多くなり、肩こりや背中が張ることが増えてきました。肩こりを取り除いたり、予防するストレッチもあります。仕事中にも簡単にできるストレッチですので、騙されたと思って続けてみてください。
まず、椅子から立ち上がって、脚を開きます。そして、両腕を体の側面に沿って水平に肩の高さまで上げます。腕を上げたら人差し指と中指を除いて握ります。伸ばした人差し指と中指を中心にして、円を描くように腕全体を回します。一回について20から30回回したら、逆回しも同様に行います。円を描く際に、腕が肩の高さから落ちたり、肘を曲げないように注意してください。これがなかなか効きます。慣れてきたら回す回数を増やしてください。それとパソコン操作で肩がこる場合は、目が疲れていることがほとんどです。
この場合は、目をつぶって眼球を動かすストレッチも効果があります。
肩こりはストレッチで改善されます。けれど「毎日ストレッチしているのに肩こりが慢性化・・・」なんて、肩こりにストレッチはあまり効果がないと思っている方も少なくないようです。なぜ、肩こりストレッチで肩こりを解消できる方とそうでない方に分かれるのでしょう。
肩こりストレッチで肩のコリが取れない方は、恐らく肩こり解消に欠かせない姿勢の改善対策を行なっていない可能性があります。猫背や普段の座り方、歩き方など、肩こりが誘発される姿勢、ポーズがあります。肩こりにお悩みの方は10人9.9人、猫背です。この背骨の歪みや姿勢を治そうと努力しなければ、いくら疲れた時に肩を軽く回すような簡単な肩こりストレッチを行なっても付け焼刃状態です。
肩がこった時にストレッチでほぐして一時的に状態が良くなっても、作業を始めれば再び前屈みになって身体が凝っていく、と悪循環に陥ってしまいます。つらい肩こりから本当に解放されたいなら、ストレッチと同時に正しい姿勢を維持できるよう意識することです。最初は窮屈に感じてストレスが溜まるかも知れませんが、正しい姿勢に慣れれば身体が歪んで肩こりのように部分的に凝ることもなくなりますし、良いことづくしです。
そもそも、肩のコリを感じてからストレッチでほぐすのでは遅過ぎます。肩が凝るような作業を行う時も、定期的に休憩を挟み血流が滞らないようマッサージしたりストレッチでほぐし肩こりを事前に予防しましょう。